まとめてみよう マンガ編

いよいよ大晦日ですね。
今年見たり読んだりしたものをまとめてみようと思いますが、今日はマンガで。
まず、昨日購入したマンガを。
あらゆるものをぶっちぎって1位に躍り出てしまいました。

君に届け 1 (マーガレットコミックス)

君に届け 1 (マーガレットコミックス)

・・・やられた。
貞子と呼ばれ、小学校からずっと恐れられ避けられて過ごしてきた黒沢爽子と、名前から爽やかな風早君。
そして、少しずつ貞子と打ち解けていくクラスメイトたちの話。
貞子がいい子すぎてしょうがねえ。2巻ラストの展開なんてもうまっすぐ直球ど真ん中でガツーンとくるね。
思わず目にゴミが入ってしまいますよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
「がんばれ」と応援したくなるような主人公、矢野・吉田コンビとの友情が深まる展開が丁寧に描かれていていいですねえ。
ハチクロ終了でのだめくらいしかこっちのマンガに手をつけることは無いと思ってたらいきなりの登場、期待と応援も込めての1位です。

ワールドエンブリオ 1 (ヤングキングコミックス)

ワールドエンブリオ 1 (ヤングキングコミックス)

2位は森山大輔のワールド・エンブリオ

主人公が突如事件に巻き込まれて・・・というおなじみ展開で始まりつつ、見かけによらずハードに展開していくストーリー。
けっこう序盤で単語を連発していたんですが、2巻ではそれらをさらに深めてつつ内容も展開していきました。
やはりこの作品のキーワードは「嘘」と「思い出」か。
クリーチャー化してしまうと、その関係者はその人物に関わる記憶を全て無くしてしまうという設定。
思い出の外側で繰り広げられる思い出を守るための戦い。果たして作者はこの風呂敷まとめられるんだろうかw
前作「クロノクルセイド」も最終巻でめちゃくちゃグッと来たわけで、続刊を楽しみに待つことにします。

ひとひら 1 (アクションコミックス)

ひとひら 1 (アクションコミックス)

昨年9月、神保町の高岡書店だっただろうか。
オビに「む、無理です・・・」と書かれた新刊を見つけたわけで。
試し読みしたところ1話の麦の悲惨さに敬意を表してw購入しました。
今年出た2、3巻でいちおう序盤の展開は終了したんですが、麦の成長っぷりや、ステージ上でのカタルシスがすごかった。
コミックハイの今後の余命とか若干気になるものの、2年生になって新たな展開。
続きに期待です。

少女ファイト(1) (KCデラックス)

少女ファイト(1) (KCデラックス)

高校女子バレーもの。
ある事件を境にバレーから距離を置くようになりながらバレーを続ける練、大嫌いで、大好きなバレーに対して改めて向き合う展開の描き方がうまい。
やっぱこの人のマンガは読ませますね。
2巻からは高校に入学し、本格的に話が動き出す模様。
スポーツ物を買うのはじつはけっこう少ないんですが、これは期待です。

群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

コミックビームの期待の新人のデビュー作です。
オムニバス連載ともいうべき、舞台や人物がまったく違う作品群ながらしっかりと読ませる魅力十分。
雰囲気はどちらかというと10〜20年くらい前の作品に通じるのもまた異質ですね。
こういう作品載せてしまうビームの懐の深さはすごいですねw

へうげもの(1) (モーニング KC)

へうげもの(1) (モーニング KC)

古田織部を主人公に戦国時代を描く作品。
何が凄いって織部の物欲がすごいw
もともと画面をフル活用したダイナミックな絵柄が持ち味の人ですがそれは今作でも全開。
壬生義士伝」で吉村貫一郎のように、この人をという意外性がありながらグイグイ引っ張っていくストーリーの強さ。
一読の価値ありです。

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

思わず空を見上げたくなるねえw
作者はアフタヌーン四季賞で「Remain」で四季賞を受賞した柏原麻実さん。
掲載誌は偶然読んでたんですよねえ。何度も言った気がしたけど、「もっけ」と「蟲師」と「Ordinary±」の布陣は鉄壁でした。
今作は天文部のあれこれが話題なんですが、生徒会長のフーミンのツンデレっぷりとか、姫ちゃん(ドリフ)のかわいさとか、文芸部のメガネーズや、写真部のクラスメイト江戸川とかいいキャラクターしてますよねえ(笑)
そしていよいよ2巻ラストから本格的に朔争奪戦が始まるかと思うと姫ちゃんの奮闘が楽しみで仕方ねえw